いくらかかるの研究所あと一歩踏み込む暮らしの計算機

地域別・断熱性能別 ひと冬の暖房代エアコン・石油ファンヒーター・ガス、2026年の冬はどれが安い?

公開日・更新日:2026-09-25 / いくらかかるの研究所

同じ14畳のリビングを、公的な計算方法の標準的な使い方でひと冬暖めたときの暖房代を、住んでいる地域(省エネ基準の地域区分)と家の断熱性能ごとに計算しました。 計算は、建築物省エネ法で使われている公的な計算方法(建築研究所)にもとづいています。

この記事でわかったこと

自分の地域・部屋・単価で計算するには、暖房代 比較シミュレーターを使ってください。

地域別:ひと冬の暖房代(等級4の家、14畳のリビング)

地図:灯油がいくらより安ければ石油ファンヒーターが得か

北海道(札幌市、2地域):灯油 126円/L北海道126青森県(青森市、3地域):灯油 120円/L青森120岩手県(盛岡市、3地域):灯油 120円/L岩手120宮城県(仙台市、5地域):灯油 113円/L宮城113秋田県(秋田市、4地域):灯油 122円/L秋田122山形県(山形市、4地域):灯油 122円/L山形122福島県(福島市、5地域):灯油 113円/L福島113茨城県(水戸市、5地域):灯油 113円/L茨城113栃木県(宇都宮市、5地域):灯油 113円/L栃木113群馬県(前橋市、6地域):灯油 104円/L群馬104埼玉県(さいたま市、6地域):灯油 104円/L埼玉104千葉県(千葉市、6地域):灯油 104円/L千葉104東京都(新宿区、6地域):灯油 104円/L東京104神奈川県(横浜市、6地域):灯油 104円/L神奈川104新潟県(新潟市、5地域):灯油 113円/L新潟113富山県(富山市、5地域):灯油 113円/L富山113石川県(金沢市、6地域):灯油 104円/L石川104福井県(福井市、6地域):灯油 104円/L福井104山梨県(甲府市、6地域):灯油 104円/L山梨104長野県(長野市、4地域):灯油 122円/L長野122岐阜県(岐阜市、6地域):灯油 104円/L岐阜104静岡県(静岡市、7地域):灯油 108円/L静岡108愛知県(名古屋市、6地域):灯油 104円/L愛知104三重県(津市、6地域):灯油 104円/L三重104滋賀県(大津市、5地域):灯油 113円/L滋賀113京都府(京都市、6地域):灯油 104円/L京都104大阪府(大阪市、6地域):灯油 104円/L大阪104兵庫県(神戸市、6地域):灯油 104円/L兵庫104奈良県(奈良市、6地域):灯油 104円/L奈良104和歌山県(和歌山市、7地域):灯油 108円/L和歌山108鳥取県(鳥取市、6地域):灯油 104円/L鳥取104島根県(松江市、6地域):灯油 104円/L島根104岡山県(岡山市、6地域):灯油 104円/L岡山104広島県(広島市、6地域):灯油 104円/L広島104山口県(山口市、6地域):灯油 104円/L山口104徳島県(徳島市、6地域):灯油 104円/L徳島104香川県(高松市、6地域):灯油 104円/L香川104愛媛県(松山市、7地域):灯油 108円/L愛媛108高知県(高知市、7地域):灯油 108円/L高知108福岡県(福岡市、7地域):灯油 108円/L福岡108佐賀県(佐賀市、6地域):灯油 104円/L佐賀104長崎県(長崎市、7地域):灯油 108円/L長崎108熊本県(熊本市、7地域):灯油 108円/L熊本108大分県(大分市、7地域):灯油 108円/L大分108宮崎県(宮崎市、7地域):灯油 108円/L宮崎108鹿児島県(鹿児島市、7地域):灯油 108円/L鹿児島108沖縄県(那覇市、8地域):暖房負荷なし沖縄―
各都道府県の県庁所在地の地域区分で色分けし、マスに「灯油の分かれ目」(円/L)を書いています。今の灯油の全国平均は141円/Lです。同じ県の中でも地域区分が違う市区町村があります。

エアコンは、その地域で能力が足りなくならない最小の能力の機種で計算しています(寒い地域で小さい機種のまま比べると、暖めきれない分だけ安く出てしまうため)。

1地域1地域(エアコン):約74,800円74,800円1地域(石油ファンヒーター):約78,300円78,300円2地域2地域(エアコン):約62,200円62,200円2地域(石油ファンヒーター):約68,900円68,900円3地域3地域(エアコン):約48,700円48,700円3地域(石油ファンヒーター):約56,700円56,700円4地域4地域(エアコン):約47,800円47,800円4地域(石油ファンヒーター):約55,000円55,000円5地域5地域(エアコン):約36,600円36,600円5地域(石油ファンヒーター):約45,000円45,000円6地域6地域(エアコン):約26,400円26,400円6地域(石油ファンヒーター):約35,300円35,300円7地域7地域(エアコン):約13,800円13,800円7地域(石油ファンヒーター):約17,700円17,700円
地域区分エアコン石油ファンヒーターガスファンヒーター(都市ガス)FF式石油暖房機灯油の分かれ目
1地域74,800円冷房5.6kW機78,300円78,100円90,800円134円/L
2地域62,200円冷房5.6kW機68,900円68,600円80,100円126円/L
3地域48,700円冷房4.0kW機56,700円56,200円66,100円120円/L
4地域47,800円冷房5.6kW機55,000円54,800円63,800円122円/L
5地域36,600円冷房5.6kW機45,000円44,900円52,400円113円/L
6地域26,400円冷房4.0kW機35,300円35,100円41,100円104円/L
7地域13,800円冷房3.6kW機17,700円17,500円20,700円108円/L
8地域公的な計算方法の標準的な使い方では、暖房をほとんど使わない地域として計算されます(暖房負荷 0)。

県庁所在地がどの地域区分かは、この記事の後半の一覧で確認できます(1地域の県庁所在地はなく、北海道の名寄市・士別市などが1地域です)。 「灯油の分かれ目」は、石油ファンヒーターの暖房代がエアコンと同じになる灯油の価格です。お住まいの地域の灯油の価格(18Lの価格÷18)がこれより安ければ、石油ファンヒーターのほうが安くなります。 ガスファンヒーターは都市ガスの単価に東京ガスの例(176.09円/m³)を使っているため、ほかの地域ではガス会社の単価で計算し直してください。

断熱性能別:暖房代とサーキュレーターの効果

公的な計算方法では、床暖房以外の暖房は、部屋の上下の温度差の分だけ暖房負荷が増えるとしています。サーキュレーターでこの温度差を完全になくせた場合を「効果の上限」とし、サーキュレーター(15W)の電気代を差し引きました。

2地域(札幌市など)

断熱性能エアコン石油ファンヒーターサーキュレーターで減らせる暖房負荷(上限)エアコン+サーキュレーターの差し引き
等級2相当(1980年の基準)98,800円106,400円8.3%5,700円お得
等級3相当(1992年の基準)69,600円78,300円5.4%1,600円お得
等級4相当(現行の省エネ基準)62,200円68,900円4.3%700円お得
等級5相当(ZEH水準)59,300円65,700円3.5%ほぼ差なし
等級6相当44,200円46,400円2.2%700円高くなる
等級7相当36,400円37,200円1.5%800円高くなる

6地域(前橋市・さいたま市・千葉市・新宿区など)

断熱性能エアコン石油ファンヒーターサーキュレーターで減らせる暖房負荷(上限)エアコン+サーキュレーターの差し引き
等級2相当(1980年の基準)52,700円74,300円10.5%4,200円お得
等級3相当(1992年の基準)46,400円65,500円9.2%2,700円お得
等級4相当(現行の省エネ基準)26,400円35,300円3.6%200円高くなる
等級5相当(ZEH水準)22,900円28,800円2.0%800円高くなる
等級6相当12,400円16,000円1.3%400円高くなる
等級7相当8,000円9,900円0.6%300円高くなる

断熱性能が低い家ほど上下の温度差が大きく、サーキュレーターの効果も大きくなります(建築研究所の実験でも、断熱・気密が低い部屋ほど床近くと天井近くの温度差が大きいことが報告されています)。 足元が暖かく感じられて設定温度を下げられる場合の節約分は、この計算に含んでいません。

県庁所在地の地域区分

リンク先の暖房代 比較シミュレーターで、その市の条件がそのまま入った状態で計算できます。ほかの市区町村はシミュレーターで選べます。

計算の条件

部屋公的な計算方法の標準住戸(戸建)のリビング(主たる居室)を14畳(22.7m²)にした場合。在室時間・設定温度は公的な計算方法の標準のスケジュールに固定
エアコン効率は公的な計算方法の既定値(区分(は))。能力は、処理できない負荷が5%以下になる最小の能力
石油・ガスファンヒーター開放式。カタログの暖房出力どおり燃料の熱量がそのまま部屋に入るとして計算。換気で逃げる熱は含まない。ファン等の電気を含む
FF式石油暖房機公的な計算方法(燃料効率86%)
単価電気 31円/kWh(目安単価)、灯油 141円/L(2026-09-28の全国平均)、都市ガス 176.09円/m³(東京ガスの例、2026年11月検針分)
気象地域区分ごとの公的な計算方法の代表的な気象データ。同じ地域区分の市区町村は同じ結果になります

計算方法と出典の詳細は、暖房代 比較シミュレーターのページにまとめています。 この記事の数値は、出典を示していただければ自由に引用できます(「いくらかかるの研究所 調べ」)。