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エアコン暖房の電気代 外気温別シミュレーター

エアコン暖房の電気代は、外が寒いほど高くなります。部屋から逃げる熱が増えるうえ、エアコンの効率も下がるためです。 住宅省エネ基準の公的な計算方法(建築研究所)で1年分を1時間ごとに計算し、外気温の帯ごとに「暖房1時間あたりの電気代」を出します。

更新日:2026-09-25

住まいと部屋

省エネ基準の地域区分:6地域(国土交通省の地域区分表による)

わからなければ、建てた年に近いものを選んでください。

部屋の種類

畳

約22.7m²(1畳=1.62m²で換算)

エアコン

本体の銘板やカタログの「冷房能力」の数字です。

効率(消費電力)

電気料金
円/kWh

初期値は家電公取協の目安単価(31円/kWh)です。

試算結果

外気温が-5〜0℃のとき、暖房1時間あたりの電気代は平均

約39円/時間

外気温が5〜10℃のときは約12円です。寒い時間ほど、部屋から逃げる熱が増え、エアコンの効率(出した熱÷電気)も下がります (-5〜0℃で2.5、5〜10℃で3.1)。

住宅省エネ基準の公的な計算方法で1年分(8,760時間)を計算し、暖房が動いた時間を外気温で分けた平均です。つけた直後の時間もふくみます。

外気温ごとの、暖房1時間あたりの電気代

円/時012.52537.55039.2-5〜0℃効率2.521.90〜5℃効率2.812.25〜10℃効率3.18.110〜15℃効率2.56.215℃以上効率1.2
外気温1時間あたり効率時間数
-5〜0℃39.2円1.26kWh2.5383時間暖めきれない17.0%
0〜5℃21.9円0.71kWh2.78546時間
5〜10℃12.2円0.39kWh3.10712時間
10〜15℃8.1円0.26kWh2.48301時間
15℃以上6.2円0.20kWh1.2116時間

時間数は、1年のうちその外気温で暖房が動いた時間です(10時間未満の帯は省略)。「暖めきれない」は、エアコンの能力が足りずに残った暖房の負荷の割合です。

この条件のままのURLで共有できます(入力した内容はURLにだけ入り、サーバーには送りません)。

-5〜0℃で 1時間 約39円結果へ ↓

この計算の作り方と検証:Pythonの計算プログラムをTypeScriptに移植して、結果を1e-9の精度で一致させる:正解値テストの作り方とハマりどころ(Qiita)

この計算でわかること

地域別:暖房1時間あたりの電気代

地域-5〜0℃0〜5℃5〜10℃
1地域25.2円17.3円9.3円
2地域25.8円17.2円9.3円
3地域24.8円17.8円9.5円
4地域31.4円20.5円10.7円
5地域35.1円20.4円12.2円
6地域39.2円21.9円12.2円
7地域38.1円24.7円11.1円

断熱等級4相当・14畳のリビング・4.0kWの効率のわからない機種、電気料金31円/kWh。—はその外気温で暖房した時間が10時間未満。 同じ外気温でも寒い地域のほうが安いのは、等級4の基準の断熱性能(UA値)が寒い地域ほど高く(1・2地域0.46、6地域0.87 W/(m²・K))、部屋から逃げる熱が少ないためです。寒い地域では4.0kWでは能力が足りない時間があり、その分は電気代に入っていません。

結果の見方

よくある質問

設定温度を1℃下げると、いくら変わりますか?

このツールでは計算できません。公的な計算方法では、暖房の設定温度は標準の条件に固定されています。

寒い日はエアコンより石油ストーブのほうが安い?

暖房代 比較シミュレーターで、石油・ガスファンヒーターやFF式暖房機とひと冬の暖房代を比べられます。

つけっぱなしのほうが安い?

つけっぱなし vs 使う時間だけで比べられます。

入力した内容は保存されますか?

保存されません。計算はすべてお使いのブラウザの中で行います。条件はページのURLに入るので、ブックマークや共有に使えます。

計算方法

建築物省エネ法の住宅の評価で使われている「エネルギー消費性能の算定方法」のうち、ルームエアコンの消費電力量の計算(第四章第三節)を使っています。 建築研究所などが公開しているPython実装(pyhees)をTypeScriptに移植し、同じ入力で結果が一致することをテストで確かめています。

  1. 地域区分と断熱性能から、公的な計算方法の標準的な住宅(床面積120.08m²、4人世帯)の部屋ごとの暖房・冷房の負荷を1時間ごとに1年分求めます。
  2. その負荷を部屋の広さに合わせて比例させます(1畳=1.62m²で換算)。
  3. エアコンの定格能力と効率(能力÷消費電力)から、1時間ごとの外気温・湿度に応じた消費電力量を計算し、1年分を合計します。
  4. 消費電力量に電気料金単価を掛けて、電気代にします。

前提条件と誤差

使い方在室時間・設定温度・運転する時間帯は、公的な計算方法の標準住戸の生活スケジュールに固定されます。自分の使い方と大きく違う場合は、金額も変わります。
住まい戸建住宅を前提としています。断熱性能は等級ごとの基準値(UA値)で計算し、日射の取り込みやすさは国の仕様基準の値を使います。
気象地域区分ごとの公的な計算方法の代表的な1年分の気象データ(標準年)を使います。近年の猛暑や、熱帯夜の湿度の高さは反映されていないため、とくに冷房の電気代は実際より少なめに出ることがあります。
湿気(潜熱)冷房は、温度を下げる負荷(顕熱)と湿気を取る負荷(潜熱)の両方を公的な計算方法で計算します。エアコンが処理しきれない分は「処理できない負荷」として別に示し、電気代には入りません。
気密・換気公的な計算方法には気密性能(C値)の入力がないため、すき間風の違いは計算に入りません。換気は公的な計算方法の標準の条件です。
部屋リビングは標準住戸の主たる居室、個室は子ども部屋のスケジュールを使います。
効率がわからない機種公的な計算方法で効率不明の機種に使う推定式(区分(は))で計算します。省エネ性の高い機種の目安には区分(い)の推定式を使います。
電気料金初期値は家電公取協の目安単価 31円/kWh(税込)(2022-07-22改定)です。検針票から求めた自分の単価に変えると、実態に近づきます。
含まないもの待機電力、フィルターの汚れ、機器の経年劣化、室外機の設置状況、電気料金の将来の変動。

出典

断熱性能・負荷データの作成日:2026-09-23