結果の見方
- 年間の電気代:国の標準的な使い方をしたときの、冷房と暖房の電気代の合計です。
- 月別の電気代:冬は暖房、夏は冷房の電気代です。地域や断熱性能によって、どちらが大きいかが変わります。
- 処理できない負荷:エアコンの能力が足りず、部屋を設定温度まで暖められない・冷やせない分の割合です。 この割合が大きいと電気代は安く出ますが、その分だけ部屋は快適になっていません。5%を超えると「能力が足りない可能性」を表示します。
よくある質問
カタログに書いてある「期間消費電力量」を使わないのはなぜですか?
カタログの期間消費電力量は、東京の気象で、冷房27℃・暖房20℃、1日18時間運転という決まった条件での試算値です。 このシミュレーターは、選んだ地域の気象・住まいの断熱性能・部屋の広さに合わせて計算するため、カタログの値とは一致しません。
設定温度や使う時間は変えられますか?
変えられません。この計算方法では、在室時間や設定温度は国の標準的な生活スケジュールに固定されています。 根拠を示せない補正係数で設定温度を反映させるより、公的な計算方法の範囲で正確に計算することを優先しています。
電気料金単価はいくらを入れればよいですか?
検針票の「電力量料金」を「使用量(kWh)」で割ると、自分の単価の目安になります。わからなければ、初期値(家電公取協の目安単価)のままで構いません。
入力した内容は保存されますか?
保存されません。計算はすべてお使いのブラウザの中で行います。条件はページのURLに入るので、ブックマークや共有に使えます。
計算方法
建築物省エネ法の住宅の評価で使われている「エネルギー消費性能の算定方法」のうち、ルームエアコンの消費電力量の計算(第四章第三節)を使っています。 建築研究所などが公開しているPython実装(pyhees)をTypeScriptに移植し、同じ入力で結果が一致することをテストで確かめています。
- 地域区分と断熱性能から、国の標準的な住宅(床面積120.08m²、4人世帯)の部屋ごとの暖房・冷房の負荷を1時間ごとに1年分求めます。
- その負荷を部屋の広さに合わせて比例させます(1畳=1.62m²で換算)。
- エアコンの定格能力と効率(能力÷消費電力)から、1時間ごとの外気温・湿度に応じた消費電力量を計算し、1年分を合計します。
- 消費電力量に電気料金単価を掛けて、電気代にします。
前提条件と誤差
| 使い方 | 在室時間・設定温度・運転する時間帯は、国の標準住戸の生活スケジュールに固定されます。自分の使い方と大きく違う場合は、金額も変わります。 |
|---|---|
| 住まい | 戸建住宅を前提としています。断熱性能は等級ごとの基準値(UA値)で計算し、日射の取り込みやすさは国の仕様基準の値を使います。 |
| 部屋 | リビングは標準住戸の主たる居室、個室は子ども部屋のスケジュールを使います。 |
| 効率がわからない機種 | 国の計算方法で効率不明の機種に使う推定式(区分(は))で計算します。省エネ性の高い機種の目安には区分(い)の推定式を使います。 |
| 電気料金 | 初期値は家電公取協の目安単価 31円/kWh(税込)(2022-07-22改定)です。検針票から求めた自分の単価に変えると、実態に近づきます。 |
| 含まないもの | 待機電力、フィルターの汚れ、機器の経年劣化、室外機の設置状況、電気料金の将来の変動。 |
出典
- 建築研究所「住宅に関する省エネルギー基準に準拠したプログラム」技術情報(第四章第三節 ルームエアコンディショナー)
- 建築研究所ほか「pyhees」(上記算定方法のPython実装、MITライセンス)
- 国土交通省「住宅性能表示制度 断熱等性能等級の基準」
- 国土交通省「地域区分新旧表(令和2年7月時点)」(市区町村と地域区分の対応)
- 総務省「全国地方公共団体コード」(市区町村の名称とコード)
- 全国家庭電気製品公正取引協議会「よくある質問(電力料金目安単価)」
- 不動産公正取引協議会連合会「不動産の表示に関する公正競争規約施行規則」
- 三菱電機 よくあるご質問「期間消費電力量の算出条件」
断熱性能・負荷データの作成日:2026-09-23