この試算でわかること
東京都(6地域)の6畳の部屋を、室温20℃・湿度50%に保つ場合(24時間換気 0.5回/時、1人が1日8時間いる)の結果です。
- いちばん乾燥する2月で、1日に加湿する水は平均0.9L、多い日で1.4Lです。1日中つけるなら、加湿量 約60mL/h で足りる計算です。
- 加湿しないと、2月のこの部屋の湿度は平均で約32%です。
- 冬(11〜3月)に加湿する水は合計 約94L で、電気代はスチーム式で約2,500円、気化式で約59円です(単価31円/kWh)。
部屋の広さと換気回数で、必要な加湿量はこう変わる
東京都(6地域)、室温20℃・湿度50%、1人が1日8時間いる場合に、1年でいちばん乾燥する日に1日中つけて足りる加湿量です。
| 部屋 | 換気 0.5回/時 | 1回/時 | 2回/時 |
|---|---|---|---|
| 6畳 | 60mL/h | 140mL/h | 300mL/h |
| 10畳 | 120mL/h | 250mL/h | 520mL/h |
| 14畳 | 170mL/h | 360mL/h | 730mL/h |
換気回数を2倍にすると、必要な加湿量は2倍以上になります(人から出る湿気の量は変わらないため)。すき間の多い家や、窓を開けて換気する家では、換気回数を上げて計算してください。
地域別:いちばん乾燥する月の加湿量(6畳)
条件は上と同じで、地域だけを変えました。地域区分ごとの代表地点の気象データです。
| 地域区分 | いちばん乾燥する月 | その月の平均 | 必要な加湿量 | 加湿しないと | 冬の合計 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1地域 | 2月 | 1.4L/日 | 70mL/h | 約21% | 181L |
| 2地域札幌市 | 1月 | 1.3L/日 | 70mL/h | 約24% | 166L |
| 3地域青森市・盛岡市 | 1月 | 1.2L/日 | 70mL/h | 約26% | 145L |
| 4地域秋田市・山形市・長野市 | 2月 | 1.0L/日 | 60mL/h | 約29% | 121L |
| 5地域仙台市・福島市・水戸市など | 2月 | 1.1L/日 | 70mL/h | 約28% | 124L |
| 6地域前橋市・さいたま市・千葉市など | 2月 | 0.9L/日 | 60mL/h | 約32% | 94L |
| 7地域静岡市・和歌山市・松山市など | 2月 | 0.5L/日 | 60mL/h | 約43% | 56L |
| 8地域那覇市 | 1月 | 0.0L/日 | 20mL/h | 約66% | 1L |
保ちたい湿度で変わる量
| 保ちたい湿度 | 必要な加湿量 | 冬の合計 |
|---|---|---|
| 40% | 40mL/h | 39L |
| 50% | 60mL/h | 94L |
| 60% | 90mL/h | 161L |
加湿器の種類と電気代
メーカーが公表している消費電力を加湿量で割り、水1Lを加湿するのに使う電気の量を出しました(単価31円/kWh)。
| 種類(例) | 公表値 | 1Lあたりの電気代 |
|---|---|---|
| スチーム式象印 EE-DG50(加湿時) | 410W・480mL/h | 26.5円 |
| ハイブリッド式(温風気化)ダイニチ HD-RX325(標準) | 161W・300mL/h | 16.6円 |
| 気化式パナソニック FE-KXW07(強) | 14W・700mL/h | 0.6円 |
スチーム式は水をヒーターで沸かすので、1Lあたりの電気代は気化式の約43倍です。気化式は湿度が高くなるほど加湿量が少なくなります(加湿量は室温20℃・湿度30%での値)。
よくある質問
カタログの「木造〇畳」と、このツールの結果はなぜ違うのですか?
カタログの加湿量と適用床面積は、日本電機工業会の規格(JEM1426)による、室温20℃・湿度30%での値です。 このツールは、あなたの部屋の広さ・換気回数・地域の気象データから、湿度を保つのに必要な量を計算します。必要な加湿量は換気の量で大きく変わるので、すき間の多い家は換気回数を上げて計算してください。
加湿しすぎるとどうなりますか?
部屋の湿度が高いほど、窓は結露しやすくなります。窓の結露チェックで、自分の窓が外の気温何℃から結露するか、結露しない湿度の上限を計算できます。湿度は湿度計で確かめながら調整してください。
夏の湿気が気になります
除湿機は1日に何リットルたまる? 水の量とタンク容量の計算ツールで、除湿機で1日にたまる水の量を計算できます。
暖房の電気代も知りたい
こたつ・電気毛布・ホットカーペットの電気代 1時間いくら? 暖房家電比較で、暖房家電の1時間あたりの電気代を比べられます。
入力した内容は保存されますか?
保存されません。計算はすべてお使いのブラウザの中で行います。条件はページのURLに入るので、ブックマークや共有に使えます。
計算方法と前提
| 1日に加湿する水の量 | 空気の密度 1.2kg/m³ × 換気量 × 24時間 ×(室温・保ちたい湿度の空気の絶対湿度 − 外の空気の絶対湿度の日平均)− 人の湿気 − その他の湿気。マイナスになる日は0 |
|---|---|
| 外の空気 | 住宅省エネ基準の公的な計算方法(建築研究所)の気象データ。地域区分ごとの代表地点の1時間ごとの外気温・湿度から、1日の平均の絶対湿度を出しています |
| 室温の初期値 | 20℃(公的な計算方法で暖房時に想定する温度) |
| 換気量 | 畳数 × 1.62m² × 天井の高さ 2.4m × 換気回数。初期値は建築基準法で住宅の居室に必要な0.5回/時 |
| 人の湿気 | 1人あたり40W(公的な計算方法の冷房期の値。冬の値は計算方法にないため同じ値を使っています) |
| 電気代 | 加湿器の公表の消費電力 ÷ 加湿量 × 加湿する水の量 × 電気の単価。スチーム式の湯沸かし立ち上げ時の電気は含みません |
| 含まないもの | 窓の結露で失われる水分、壁・家具が吸ったり出したりする湿気、調理や入浴の湿気(「その他」に入れた分を除く) |