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加湿器は何mL/h必要? 冬に1日に加湿する水の量と電気代の計算ツール

冬は外の空気が乾いているので、換気で入れかわった分だけ部屋の湿気が出ていきます。加湿器で1日に何リットル足せば湿度を保てるかを、部屋の広さと地域から計算します。 外の空気の湿り気は、住宅省エネ基準の公的な計算方法(建築研究所)の気象データ(1年分・1時間ごと)を使いました。

更新日:2026-10-03

部屋と使い方

新宿区の地域区分(6地域)で、公的な計算方法の代表地点の気象データ(1年分)を使って計算します。

畳
℃

暖房しているときの室温。初期値は公的な計算方法で暖房時に想定する20℃です。

%
円/kWh

初期値は家電公取協の目安単価(31円/kWh)です。

換気・人・部屋干しの条件
回/時

1時間に部屋の空気が入れ替わる回数。24時間換気のある家は0.5回/時以上(建築基準法)。すき間の多い家は、これより多くなります。

人
時間
L/日

洗濯物から出る水の量など、わかる場合に足してください。加湿する量がその分減ります。

試算結果

乾燥がいちばん強い2月に、1日に加湿する水の量

平均 0.9L(多い日 1.4L)

1日中つけるなら、加湿量 約60mL/h あれば、1年でいちばん乾燥する日にも足りる計算です。

加湿しないと、2月のこの部屋の湿度は平均で 約32% です(室温20℃のとき)。

加湿器の種類ごとの電気代(冬の11〜3月)

この冬に加湿する水は合計 約94Lです。

種類1Lあたり冬の電気代
スチーム式例:象印 EE-DG50(加湿時) 410W・480mL/h26.5円2,500円
ハイブリッド式(温風気化)例:ダイニチ HD-RX325(標準) 161W・300mL/h16.6円1,570円
気化式例:パナソニック FE-KXW07(強) 14W・700mL/h0.6円59円

メーカーが公表している消費電力を加湿量で割って、水1Lを加湿するのに使う電気の量を出しています。加湿量は室温20℃・湿度30%での値(日本電機工業会の規格)で、湿度が高いほど気化式の加湿量は少なくなります。スチーム式の湯沸かし立ち上げ時の電気は含みません。

月ごとの1日に加湿する水の量(10〜4月)

月外気温加湿なし平均多い日グラフ
10月17.3℃68%00.5L
11月12.0℃51%0.2L0.9L
12月6.7℃38%0.7L1.3L
1月4.8℃33%0.8L1.2L
2月4.6℃32%0.9L1.4L
3月7.8℃41%0.6L1.1L
4月14.6℃51%0.2L0.7L

「加湿なし」は、加湿器を使わないときの部屋の湿度(月平均、室温20℃のとき)です。水の量が0の月は、加湿しなくても湿度50%以上になる計算です。

この計算の中身
  • 換気量:6畳 × 1.62m² × 天井 2.4m × 0.5回/時 = 11.7m³/時
  • 換気で出ていく湿気:室温20℃・湿度50%の空気と、外の空気(日平均)の絶対湿度の差 × 換気量
  • 人からの湿気:1人あたり40W(公的な計算方法の冷房期の値。冬の値は計算方法にないため)× 1人 × 8時間 = 0.5L/日。この分だけ加湿する量が減ります
  • 窓の結露で失われる水分や、壁・家具が吸う湿気は含みません。

この条件のままのURLで共有できます(入力した内容はURLにだけ入り、サーバーには送りません)。

2月の平均 0.9L/日・約60mL/h結果へ ↓

このページの数値や表は、出典として「いくらかかるの研究所」の名前を示していただければ、テレビ・新聞・ウェブ記事・SNSなどで事前の連絡なしにお使いいただけます。紹介・引用について

この試算でわかること

東京都(6地域)の6畳の部屋を、室温20℃・湿度50%に保つ場合(24時間換気 0.5回/時、1人が1日8時間いる)の結果です。

部屋の広さと換気回数で、必要な加湿量はこう変わる

東京都(6地域)、室温20℃・湿度50%、1人が1日8時間いる場合に、1年でいちばん乾燥する日に1日中つけて足りる加湿量です。

部屋換気 0.5回/時1回/時2回/時
6畳60mL/h140mL/h300mL/h
10畳120mL/h250mL/h520mL/h
14畳170mL/h360mL/h730mL/h

換気回数を2倍にすると、必要な加湿量は2倍以上になります(人から出る湿気の量は変わらないため)。すき間の多い家や、窓を開けて換気する家では、換気回数を上げて計算してください。

地域別:いちばん乾燥する月の加湿量(6畳)

条件は上と同じで、地域だけを変えました。地域区分ごとの代表地点の気象データです。

地域区分いちばん乾燥する月その月の平均必要な加湿量加湿しないと冬の合計
1地域2月1.4L/日70mL/h約21%181L
2地域札幌市1月1.3L/日70mL/h約24%166L
3地域青森市・盛岡市1月1.2L/日70mL/h約26%145L
4地域秋田市・山形市・長野市2月1.0L/日60mL/h約29%121L
5地域仙台市・福島市・水戸市など2月1.1L/日70mL/h約28%124L
6地域前橋市・さいたま市・千葉市など2月0.9L/日60mL/h約32%94L
7地域静岡市・和歌山市・松山市など2月0.5L/日60mL/h約43%56L
8地域那覇市1月0.0L/日20mL/h約66%1L

保ちたい湿度で変わる量

保ちたい湿度必要な加湿量冬の合計
40%40mL/h39L
50%60mL/h94L
60%90mL/h161L

加湿器の種類と電気代

メーカーが公表している消費電力を加湿量で割り、水1Lを加湿するのに使う電気の量を出しました(単価31円/kWh)。

種類(例)公表値1Lあたりの電気代
スチーム式象印 EE-DG50(加湿時)410W・480mL/h26.5円
ハイブリッド式(温風気化)ダイニチ HD-RX325(標準)161W・300mL/h16.6円
気化式パナソニック FE-KXW07(強)14W・700mL/h0.6円

スチーム式は水をヒーターで沸かすので、1Lあたりの電気代は気化式の約43倍です。気化式は湿度が高くなるほど加湿量が少なくなります(加湿量は室温20℃・湿度30%での値)。

よくある質問

カタログの「木造〇畳」と、このツールの結果はなぜ違うのですか?

カタログの加湿量と適用床面積は、日本電機工業会の規格(JEM1426)による、室温20℃・湿度30%での値です。 このツールは、あなたの部屋の広さ・換気回数・地域の気象データから、湿度を保つのに必要な量を計算します。必要な加湿量は換気の量で大きく変わるので、すき間の多い家は換気回数を上げて計算してください。

加湿しすぎるとどうなりますか?

部屋の湿度が高いほど、窓は結露しやすくなります。窓の結露チェックで、自分の窓が外の気温何℃から結露するか、結露しない湿度の上限を計算できます。湿度は湿度計で確かめながら調整してください。

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入力した内容は保存されますか?

保存されません。計算はすべてお使いのブラウザの中で行います。条件はページのURLに入るので、ブックマークや共有に使えます。

計算方法と前提

1日に加湿する水の量空気の密度 1.2kg/m³ × 換気量 × 24時間 ×(室温・保ちたい湿度の空気の絶対湿度 − 外の空気の絶対湿度の日平均)− 人の湿気 − その他の湿気。マイナスになる日は0
外の空気住宅省エネ基準の公的な計算方法(建築研究所)の気象データ。地域区分ごとの代表地点の1時間ごとの外気温・湿度から、1日の平均の絶対湿度を出しています
室温の初期値20℃(公的な計算方法で暖房時に想定する温度)
換気量畳数 × 1.62m² × 天井の高さ 2.4m × 換気回数。初期値は建築基準法で住宅の居室に必要な0.5回/時
人の湿気1人あたり40W(公的な計算方法の冷房期の値。冬の値は計算方法にないため同じ値を使っています)
電気代加湿器の公表の消費電力 ÷ 加湿量 × 加湿する水の量 × 電気の単価。スチーム式の湯沸かし立ち上げ時の電気は含みません
含まないもの窓の結露で失われる水分、壁・家具が吸ったり出したりする湿気、調理や入浴の湿気(「その他」に入れた分を除く)

出典