料理ごとの1回の光熱費
都市ガスは東京ガスの一般料金で家全体30m³(料金表B・176.09円/m³)、プロパン733円/m³、電気は東京電力 従量電灯Bで家全体300kWh(その上に足す分の単価 44.67円/kWh)、水は20℃の場合です。
| 料理 | 都市ガス | プロパン | IH |
|---|---|---|---|
| 水1Lを沸かす | 2.4円 | 4.3円 | 4.6円 |
| 大バーナー(4.2kW)で10分 | 9.9円 | 18.1円 | 19.3円 |
| 鍋でご飯3合 | 4.2円 | 7.7円 | 8.3円 |
| 水2Lを沸かす(麺をゆでるお湯など) | 4.7円 | 8.7円 | 9.2円 |
| 電気の炊飯器(3合炊き/5.5合炊き) | — | — | 5.0円/7.2円 |
- この条件では、水1Lを沸かす1回は、都市ガスのほうがIHより2.3円安く、プロパンのほうがIHより0.3円安い計算です。 どの料理でも、差の割合は同じです(熱効率と単価だけで決まるため)。
- 電気の炊飯器は、省エネ型製品情報サイトに登録された製品の炊飯1回の電力量の中央値(3合炊き111Wh、5.5合炊き161.9Wh)で計算しています。保温すると1時間に16.7Wh(5.5合炊き)かかります。
計算方法
- お湯:水の量 × 4.186kJ/(kg・℃) ×(100℃ − 水の温度)が、鍋に伝わる熱です。
- 炒め物・煮物など:ガスのバーナー(登録製品の中央値 大4.2kW・小1.27kW)を全開で使った時間から、鍋に伝わる熱(ガスの熱 × 熱効率55.6%)を出し、同じ熱をIH(熱効率90%)で出す電気と比べます。中火・弱火なら、どちらもこれより少なくなります。
- 鍋でご飯:大分市の土鍋ご飯の手順(3合・水650ml、沸騰後に中火5分・とろ火4分)をもとに、水を沸騰させる熱と、沸騰後の9分を小バーナー全開とした熱の合計です。実際の中火・とろ火は小バーナー全開より弱いので、多めの見積もりです。お米を温める熱は入れていません。
- ガス:熱 ÷ 熱効率 ÷ ガス1m³の熱量(都市ガス45MJ、プロパン102.07MJ)× 単価。IH:熱 ÷ 熱効率 ÷ 3.6MJ/kWh × 単価。単価は、家全体の使用量で決まる「1単位増えたときの単価」(都市ガスは料金表の単位料金、電気は従量電灯の段階の単価+再エネ賦課金)です。
この数字の見方
- ガスの炊飯器は、省エネ型製品情報サイトに登録がなく、公的な消費量のデータがないため比べていません。
- 熱効率は、決まった鍋と水で測った値です。鍋が小さくて炎が鍋底からはみ出すと、ガスの効率は下がります。
- ガス・電気の基本料金は含みません。
出典
- 資源エネルギー庁(省エネ型製品情報サイト)「登録データダウンロード ガスこんろ(2026年10月28日更新分)」
- 日立グローバルライフソリューションズ「IHクッキングヒーターの魅力(熱効率 約90%、日本電機工業会 自主基準に基づく測定方法)」
- 資源エネルギー庁(省エネ型製品情報サイト)「登録データダウンロード ジャー炊飯器(2026年10月更新分)」
- 大分市「土鍋ご飯の炊き方(3合・水650ml、沸騰後 中火5分・とろ火4分)」
- 資源エネルギー庁「省エネ性能カタログ「ガスこんろ・ガスオーブン」(年間の目安燃料使用量の算出条件)」
- 東京ガス株式会社「原料費調整制度に基づく2026年11月検針分のガス料金について(東京地区等)」
- 一般財団法人 日本エネルギー経済研究所 石油情報センター「一般小売価格 LP(プロパン)ガス(偶数月確報)」
- 東京電力エナジーパートナー株式会社「料金単価表 主な契約種別の料金計算式(従来からの料金プラン)従量電灯B」
- 経済産業省「再生可能エネルギーのFIT制度・FIP制度における2026年度以降の買取価格等と2026年度の賦課金単価を設定します(2026年3月19日)」
- 公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会「よくある質問 Q&A(新電力料金目安単価)」