いくらかかるの研究所あと一歩踏み込む暮らしの計算機

光熱費の生涯総額シミュレーター 断熱性能・給湯器で何十年分がいくら違う?

家を建てる・買うときに、住んでいる間の光熱費の合計を出します。冷暖房・お湯・家電の光熱費を住宅省エネ基準の公的な計算方法(建築研究所)で1年分計算し、住む年数を掛けます。 断熱性能や給湯器を変えたときに、総額がいくら違うかも並べて出します。

更新日:2026-09-28

住まいと家族

省エネ基準の地域区分:6地域(国土交通省の地域区分表による)

年
エアコンで冷暖房する部屋
畳
畳
部屋

1部屋に1台ずつ、部屋の広さに合った能力のエアコンで、公的な計算方法の標準的な使い方(いる時間だけ冷暖房)をしたときの計算です。個室は子ども部屋の使い方で計算します。

給湯器
燃料と電気の単価

ガスの種類

円/m³

初期値は東京ガスの一般料金の例(176.09円/m³、2026年11月検針分)。

円/L

初期値は全国平均の店頭価格(141円/L)。

円/kWh

初期値は家電公取協の目安単価(31円/kWh)です。

  • 午前1時〜6時:27.86円/kWh
  • 午前6時〜翌午前1時:35.76円/kWh
円/kWh

初期値は再エネ賦課金(4.18円/kWh)だけです。

冷暖房と家電の電気代の計算

試算結果

30年間の光熱費(今の単価のまま)

約801.8万円

1年あたり 約26.7万円(1か月 約2.2万円)

  • 冷暖房30年 251.8万円年 8.4万円
  • お湯30年 205.8万円年 6.9万円
  • 家電・照明・換気30年 344.3万円年 11.5万円

基本料金、機器の買い替え・修理の費用は含みません。

断熱性能を変えると(30年間)

給湯器・家族・部屋は同じで、家の断熱性能だけを変えた場合です。「差」は選んだ断熱性能との差(+は高い、−は安い)です。

断熱性能冷暖房/年30年の総額差
等級2相当1980年の基準13.4万円951.1万円+149.3万円
等級3相当1992年の基準12.2万円916.4万円+114.5万円
等級4相当現行の省エネ基準8.4万円801.8万円―
等級5相当ZEH水準7.4万円772.8万円−29万円
等級6相当5.8万円725.3万円−76.5万円
等級7相当5万円699.6万円−102.2万円

等級7相当にすると、30年間で 約102.2万円 安くなります。断熱を良くするための追加の費用がこれより少なければ、30年で元が取れる計算です。

給湯器を変えると(30年間)

断熱性能・家族・部屋は同じで、給湯器だけを変えた場合です。「差」は選んだ給湯器との差です。

給湯器お湯/年30年の総額差
エコキュート電気:東京電力EP スマートライフS/L6.9万円801.8万円―
エコジョーズガス・高効率・都市ガス電気:東京電力EP 従量電灯B9.2万円887.8万円+86万円
ガス給湯器従来型・都市ガス電気:東京電力EP 従量電灯B10.8万円934.2万円+132.4万円
エコフィール石油・高効率電気:東京電力EP 従量電灯B9.1万円883.3万円+81.5万円
石油給湯器従来型電気:東京電力EP 従量電灯B9.5万円895.3万円+93.5万円
電気温水器電気:東京電力EP スマートライフS/L21.5万円1,240万円+438.2万円

30年の総額がいちばん安いのは エコキュート です。

エコキュート・電気温水器の家は、時間帯別プランで家全体の電気を計算しています(冷暖房・家電の電気代も給湯器によって変わります)。電気の料金は電力量料金+プランに加える単価で、基本料金は含みません。

この計算の中身
  • 冷暖房:エアコン 4台で 年2,168kWh(公的な計算方法)
  • 家電・照明・換気:公的な計算方法の標準的な住戸の4人世帯で 年2,924kWh(照明はすべてLED)
  • お湯:エコキュートで、電気 年2,088kWh
  • 冷暖房と家電の電気:東京電力EP スマートライフS/L(+4.18円/kWh)
  • 単価は今の値のまま、30年間変わらないとして掛けています。

この条件のままのURLで共有できます(入力した内容はURLにだけ入り、サーバーには送りません)。

30年 約801.8万円・年 約26.7万円結果へ ↓

この計算の作り方と検証:国の省エネ計算(8760時間)を静的サイトのブラウザで回す設計——事前計算とTypeScript移植の切り分け(Qiita)

この試算でわかること

東京都千代田区(6地域)、等級4相当(現行の省エネ基準)の家、4人家族、エコキュート、リビング18畳と個室6畳×3部屋をエアコンで冷暖房する場合の結果です。

地域別:断熱等級4と等級6の冷暖房費の差(30年)

家族・部屋・給湯器は上と同じで、地域と断熱性能だけを変えました。

地域区分冷暖房 1年(等級4)冷暖房 1年(等級6)30年の差
1地域17.4万円12.8万円138.3万円
2地域14.7万円10.8万円117.3万円
3地域11.6万円7.1万円135.2万円
4地域11.5万円6.8万円142万円
5地域8.9万円5.1万円113.6万円
6地域8.4万円5.8万円76.5万円
7地域6.1万円4.8万円38.4万円

8地域(沖縄)は、等級6の基準がないため載せていません。断熱を良くするための追加の費用が「30年の差」より少なければ、30年で元が取れる計算です。

オール電化にすると、家全体の電気代はどう変わる?

エコキュートの家は、夜の単価が安く昼の単価が高い時間帯別プランにすることが多く、お湯だけでなく冷暖房や家電の電気代も変わります。 このツールでは、エコキュート・電気温水器の家は時間帯別プランで家全体を、ガス・石油の給湯器の家は同じ電力会社の従量電灯で計算しています(初期設定)。

電力会社エコキュートの家エコジョーズの家(都市ガス)
東京電力EP冷暖房・家電 年19.9万円
お湯 年6.9万円
30年 801.8万円
冷暖房・家電 年20.4万円
お湯 年9.2万円
30年 887.8万円
関西電力冷暖房・家電 年13.2万円
お湯 年4.1万円
30年 518.6万円
冷暖房・家電 年14.5万円
お湯 年9.2万円
30年 711.9万円

東京都千代田区(6地域)・等級4・4人家族。東京電力EPはスマートライフS と従量電灯B、関西電力ははぴeタイムR と従量電灯A の電力量料金に、再エネ賦課金4.18円/kWhを加えています。燃料費調整額と基本料金は含みません。 気象は同じ6地域のデータで、電力会社のプランの違いだけを見ています。

よくある質問

電気代やガス代が上がったらどうなりますか?

この計算は、今の単価が30年間変わらないとしています。電気・ガス・灯油の単価がすべて同じ割合で上がれば、総額も、断熱性能や給湯器による差も、同じ割合で大きくなります。単価の欄を変えて計算し直せます。

暖房に灯油やガスのストーブを使う場合は?

このツールの冷暖房はエアコンだけです。暖房器具ごとの比較は暖房代 比較シミュレーターで計算できます。

今の家の断熱リフォームで元が取れるかを知りたい

断熱リフォームで冷暖房費はいくら下がる? シミュレーターで、部屋のエアコンに合わせて計算できます。

給湯器だけを詳しく比べたい

給湯器の光熱費 比較シミュレーターで、効率や料金プランを変えて比べられます。

入力した内容は保存されますか?

保存されません。計算はすべてお使いのブラウザの中で行います。条件はページのURLに入るので、ブックマークや共有に使えます。

計算方法と前提

冷暖房公的な計算方法(第三章の暖冷房負荷、第四章第三節のルームエアコン)。1部屋に1台、能力は部屋の広さから公的な計算方法の決め方、効率は公的な計算方法の既定値。使い方は公的な計算方法の標準的な住戸のスケジュール(いる時間だけ冷暖房)で、個室は子ども部屋の使い方
お湯公的な計算方法(第七章)。浴槽あり・追いだきあり・節湯なし。給湯器の比較ツールと同じ計算で、エコキュート・電気温水器は時間帯別の料金プラン
家電・照明・換気公的な計算方法の標準的な住戸(延べ床面積120.08m²)の家電(第十章)・照明(第六章、すべてLED)・換気(第五章、ダクト式第三種)。家族の人数で変わります
電気の単価初期設定では、エコキュート・電気温水器の家は時間帯別プランで家全体を、ガス・石油の給湯器の家は同じ電力会社の従量電灯(3段階の料金)で冷暖房と家電を計算し、どちらも再エネ賦課金を加えます。ガス・石油の給湯器の補機の電気は31円/kWh。「1つの単価で計算する」を選ぶと、冷暖房と家電はどの給湯器でも同じ単価です
含まないもの電気・ガスの基本料金、機器の本体価格・工事費・買い替え・修理、単価の値上がり、太陽光発電

出典