いくらかかるの研究所あと一歩踏み込む暮らしの計算機

エアコン電気代 比較シミュレーター

2台のエアコンを同じ部屋・同じ使い方で計算し、年間の電気代の差と、価格の差を何年で取り戻せるかを試算します。 「省エネ性の高い機種と安い機種のどっちを買うか」と「今のエアコンから買い替えると得か」の2通りで比べられます。 計算には、住宅省エネ基準の公的な計算方法のうちエアコンの計算(建築研究所)をそのまま使っています。

更新日:2026-09-23

住まいと部屋

省エネ基準の地域区分:6地域(国土交通省の地域区分表による)

わからなければ、建てた年に近いものを選んでください。

部屋の種類

畳

約22.7m²(1畳=1.62m²で換算)

価格の安い機種を機種A、高い機種(省エネ性の高い機種)を機種Bにすると、結果が読みやすくなります。

機種A

本体の銘板やカタログの「冷房能力」の数字です。

効率(消費電力)

機種B

本体の銘板やカタログの「冷房能力」の数字です。

効率(消費電力)

価格と電気料金
円
円
円/kWh

初期値は家電公取協の目安単価(31円/kWh)です。

試算結果

機種Bの電気代は、機種Aより1年で

約3,500円安い見込み

2台の価格を入れると、価格差を何年で取り戻せるかを計算します。

10年で元が取れる価格差は 約35,200円 までです。

住宅省エネ基準の公的な計算方法で、標準的な使い方(在室時間・設定温度は固定)をしたときの目安です。

機種A機種B
年間の電気代37,000円33,500円
暖房の電気853kWh782kWh
冷房の電気342kWh299kWh
効率(定格 冷房/暖房)3.61 / 4.444.13 / 4.84
処理できない負荷(暖房/冷房)3.9% / 1.9%3.9% / 1.9%

効率は「能力÷消費電力」。処理できない負荷が5%を超えると能力不足として表示します(当サイトの基準)。

10年間の累積費用

0円10万円20万円30万円40万円50万円0年2年4年6年8年10年機種Aを買う機種Bを買う
最初にそれぞれの価格がかかり、その後は電気代が積み上がります。線が交わる年が、価格差を取り戻せる目安です。
表で見る
経過年数機種Aを買う機種Bを買う
0年0円0円
1年37,027円33,505円
2年74,054円67,010円
3年111,081円100,515円
4年148,107円134,020円
5年185,134円167,526円
6年222,161円201,031円
7年259,188円234,536円
8年296,215円268,041円
9年333,242円301,546円
10年370,268円335,051円

CO2の量(1年)

  • 機種A約505kg-CO2
  • 機種B約457kg-CO2

電気は全国平均の排出係数(0.423kg-CO2/kWh)、都市ガスは東京ガスの排出係数(2.09kg-CO2/m³)で換算しています。契約している会社や料金メニューによって係数は違います(環境省・経済産業省の公表値)。

この条件のままのURLで共有できます(入力した内容はURLにだけ入り、サーバーには送りません)。

機種Bは1年 約3,500円安い結果へ ↓

この計算の作り方と検証:Pythonの計算プログラムをTypeScriptに移植して、結果を1e-9の精度で一致させる:正解値テストの作り方とハマりどころ(Qiita)

このページの数値や表は、出典として「いくらかかるの研究所」の名前を示していただければ、テレビ・新聞・ウェブ記事・SNSなどで事前の連絡なしにお使いいただけます。紹介・引用について

結果の見方

よくある質問

省エネ性の高い機種は、高くても買ったほうが得ですか?

価格差を、何年で電気代の差で取り戻せるかによります。このシミュレーターで2台のカタログ値と価格を入れると、取り戻せる年数と、元が取れる価格差の上限が出ます。 暖房をよく使う寒い地域や、広い部屋ほど電気代の差は大きくなります。

カタログの消費電力はどこに書いてありますか?

メーカーのカタログや製品ページの仕様表で、「冷房」「暖房」それぞれの「能力(kW)」と「消費電力(W)」の欄にあります。範囲(例:0.5〜3.4kW)ではなく、真ん中の定格の値を入れてください。

「わからない」で計算すると差が小さく出るのはなぜですか?

公的な計算方法の推定式では、効率の区分(は)と(い)の差は1〜2割程度です。実際の効率は機種ごとに違うので、どちらもカタログの値を入れると、その2台の差がそのまま反映されます。

エアコンは何年くらい使うものですか?

資源エネルギー庁は、内閣府「消費動向調査」をもとに、エアコンの平均使用年数を約14年と紹介しています。回収年数がこれより長い場合、電気代の差だけで買い替え費用を取り戻すのは難しい目安になります。

入力した内容は保存されますか?

保存されません。計算はすべてお使いのブラウザの中で行います。条件はページのURLに入るので、ブックマークや共有に使えます。

計算方法

建築物省エネ法の住宅の評価で使われている「エネルギー消費性能の算定方法」のうち、ルームエアコンの消費電力量の計算(第四章第三節)を使っています。 建築研究所などが公開しているPython実装(pyhees)をTypeScriptに移植し、同じ入力で結果が一致することをテストで確かめています。

  1. 地域区分と断熱性能から、公的な計算方法の標準的な住宅(床面積120.08m²、4人世帯)の部屋ごとの暖房・冷房の負荷を1時間ごとに1年分求めます。
  2. その負荷を部屋の広さに合わせて比例させます(1畳=1.62m²で換算)。
  3. エアコンの定格能力と効率(能力÷消費電力)から、1時間ごとの外気温・湿度に応じた消費電力量を計算し、1年分を合計します。
  4. 消費電力量に電気料金単価を掛けて、電気代にします。

前提条件と誤差

使い方在室時間・設定温度・運転する時間帯は、公的な計算方法の標準住戸の生活スケジュールに固定されます。自分の使い方と大きく違う場合は、金額も変わります。
住まい戸建住宅を前提としています。断熱性能は等級ごとの基準値(UA値)で計算し、日射の取り込みやすさは国の仕様基準の値を使います。
気象地域区分ごとの公的な計算方法の代表的な1年分の気象データ(標準年)を使います。近年の猛暑や、熱帯夜の湿度の高さは反映されていないため、とくに冷房の電気代は実際より少なめに出ることがあります。
湿気(潜熱)冷房は、温度を下げる負荷(顕熱)と湿気を取る負荷(潜熱)の両方を公的な計算方法で計算します。エアコンが処理しきれない分は「処理できない負荷」として別に示し、電気代には入りません。
気密・換気公的な計算方法には気密性能(C値)の入力がないため、すき間風の違いは計算に入りません。換気は公的な計算方法の標準の条件です。
部屋リビングは標準住戸の主たる居室、個室は子ども部屋のスケジュールを使います。
効率がわからない機種公的な計算方法で効率不明の機種に使う推定式(区分(は))で計算します。省エネ性の高い機種の目安には区分(い)の推定式を使います。
電気料金初期値は家電公取協の目安単価 31円/kWh(税込)(2022-07-22改定)です。検針票から求めた自分の単価に変えると、実態に近づきます。
含まないもの待機電力、フィルターの汚れ、機器の経年劣化、室外機の設置状況、電気料金の将来の変動。

出典

断熱性能・負荷データの作成日:2026-09-23